コンビニで働きだして数か月、業務はある程度できるようになったけど、次に何をしたらいいのか先輩に指示されないとわからない。業務の優先順位がいまいちわからない。
こんな悩みにお答えします。
業務の優先順位がいまいちわからない原因として考えられるのは経験不足です。経験を積んでいくと、今、最優先でしなければならない業務がわかるようになります。しかし経験を積むのには時間がかかります。
少ない経験でも優先順位がわかる方法はあります。それは経験者の優先順位を真似ればいいのです。そこで今回は僕の考える業務の優先順位を紹介します。僕の考える優先順位を参考にしつつ皆さんが働く店舗のルールにしたがって自分なりの優先順位を考えてみてください。
優先順位が明確になると立ち回りもしやすくなります。仕事の効率も格段に上がることでしょう。
もくじ
その①: 人の優先順位を考える
その②: 業務の優先順位を考える
その③: 複数の業務を並行して行う
順に解説していきます。
~プロフィール~
コンビニ未経験から店舗責任者として勤務
店舗をよくするために試行錯誤を繰り返す
3年目に売上対初年度比120%を達成、店舗別売上で支店1位になる
4年目以降も110%台をキープ
勤務歴8年
その①: 人の優先順位を考える
業務の優先順位を決めるには段階があります。まずは人の優先順位を決める必要があります。人の優先順位とはどういうことかというと、店舗に関係する人たちの優先順位をきめるということです。店舗に関係する人を上げると次のようになります。
✔ 従業員
✔ オーナー、店長
✔ お客様
ではこの人たちの優先順位を決めていきましょう。僕の考える順位は以下の通りです。
1位はお客様です。 お客様がいないことには商売は成り立ちません。
2位はオーナー、店長です。 店舗全体を管理する立場です。
3位は従業員です。 オーナー、店長の指示に従って業務します。
人の順位はこのようになります。では次に各業務をこの順位に当てはめてみます。
その②: 業務の優先順位を考える
各業務を対人で順位付けしていきましょう。順位付けを分かりやすくするために、お客様に関係する業務は直接的か間接的かも含めて順位付けします。オーナー、店長に関係する業務は定例業務とします。従業員に関係する業務は店舗維持業務としています。
以下が僕の考える業務の順位付けです。
お客様(直接的)
1位:レジ接客
2位:お客様問い合わせ
お客様(間接的)
3位:入荷商品の陳列
4位:FF作成、管理
5位:商品の前出し、補充
6位:廃棄チェック
7位:什器の温度チェック
定例業務
8位:発注業務
9位:店舗清掃、ゴミ捨て
10位:本の返本、新聞の返品
11位:FF什器、備品の清掃
店舗維持業務
12位:消耗品の補充
13位:FFのパッケージ準備
僕の考える優先順位の最も上に来るのは直接的にお客様に関係する業務です。レジや問い合わせは最優先業務です。お客様に来てもらってなんぼの接客業においては当たり前のことです。その下に間接的にお客様に関係してくること、つまり売るもの(商品)に関することです。その下に店舗管理に繋がる清掃などとなります。
細かくすると他にもたくさんの業務がありますが、ここでは主要なものだけ順位付けしました。この順位付けをもとに業務をしていくのですが、上から1つ1つ順番にしていくことは不可能です。なぜなら業務は定期的な業務(時間帯が決まっているもの)と不定期な業務(時間帯が決まっていないもの)があるからです。
不定期な業務はレジ接客やお客様問い合わせなどです。
定期的な業務は入荷商品の陳列、廃棄チェック、温度チェックなどが上げられるでしょう。定例業務や店舗維持業務も定期的な業務になります。
ではどのようにすればいいのか?
その③: 複数の業務を並行して行う
不定期な業務をこなしつつ、空いた時間に定期的な業務をしていくのです。複数の業務を並行してこなしていくのです。このとき、その②で決めた業務の順位付けが役立ちます。
ようはレジ接客しつつ入荷商品を陳列するといった感じです。立ち回りが下手な人は優先順位を考えず1つの業務をしだすと周りが見えなくなってしまいます。優先順位を考える人は優先順位が低い業務をしている間、今している業務より優先順位の高い業務がないか常に周りを見ています。周りを見ていますので、今している業務より優先順位の高い業務を発見するといち早くそちらの業務にシフトチェンジできるのです。
コンビニの業務1つ1つは教えられて数回実践すれば、誰でもできるようになる業務が大半です。このようなコンビニ業務において仕事ができる人、できない人を分けるのは優先順位を考えた立ち回り力の差だと思います。
この立ち回りスキルを習得できれば、業務の段取り力も身に付きます。自分が勤務する時間帯のお客様の動向を予測して業務の時間帯を振り分けるのです。お客様が多く忙しい時間帯にする優先度の低い業務はすぐシフトチェンジできるもの(レジ周辺でできる業務)にするとか、お客様が少ない時間帯には優先度の低い業務はシフトチェンジしにくいもの(店舗清掃、ゴミ捨てなど)をひたすらこなしていくといった具合です。
補足
複数の業務を並行して進めていくと、どの業務をどこまでやったかが分かりにくくなることがあります。進捗状況を分かりやすくするために業務を箇条書きにしたリストなどを使うと便利です。コンビニ勤務8年の僕もこの箇条書きを使って業務を行っています。
僕は出勤するとまず始めにメモ紙に思いつく限りの今日する業務を箇条書きで書き出していきます。勤務中にもどんどん業務が追加されていきます。業務が追加されたら忘れないようにメモ紙に追加記入していきます。そのメモ紙を見ながら空いた時間を使って業務を終わらせていきます。終わった業務は線を引いて消していきます。1日が終わるころにはメモ紙は文字で埋め尽くされています。
頭の中だけで業務を管理しようとすると必ず抜け漏れが発生します。”なんかすることあったのになんだったか思い出せない”なんてことに時間を費やすのは無駄です。その都度、メモする習慣ができればこのようなことはなくなります。
このメモは複数人で仕事するときにも使えます。1つのメモを同じ時間で勤務する従業員と共有するのです。みんなで今日する業務を書き出し、みんなでメモを見ながら協力して終わらせていくのです。終わった業務に線を引いて消していけば達成感も味わえますし、業務の抜け漏れも減るでしょう。
今回は業務の優先順位と立ち回りについて解説しました。
まとめ
✔ 各業務の優先順位を明確にしましょう
✔ 優先順位を考えつつ複数の業務を並行して進めていきましょう
皆さんのコンビニライフが充実したものになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ほかにもコンビニアルバイト初心者向けの記事を書いてますので、興味のある方はそちらも見てみてください。
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