コンビニアルバイト初心者にとって勤務の時間帯や希望はどのように伝えたらいいのかわからないといった悩みもあることでしょう。今回はアルバイト初心者の方が”希望の勤務日数や時間帯”に勤務できるようにする方法を紹介します。
チェックポイントは3つ
その①: 稼ぎたい月額を決めましょう
その②: 曜日別の出勤可能時間帯表を作成しましょう
その③: 希望を変更したい時は、まず相談しましょう
順に解説します。
その①: 稼ぎたい月額を決めましょう
まずは自分が月にどれくらい稼ぎたいのかを考えます。
例えば月に5万円稼ぎたいとします。仮に時給を900円とすると 50000÷900=55.5 月に5万円稼ぐためには55.5時間働かないといけないことになります。これを週にすると 55.5÷(30÷7)=12.967 約13時間働く事になります。1日の勤務時間は各店舗のシフトの組み方で変わってきますが、ここでは仮に5時間としてみます。そうすると週に13時間を満たすためには最低週3日で15時間勤務すると少しオーバーしますが目標の月収になります。
時給別で稼ぎたい額から週の勤務時間がわかる表を貼っておきますので、確認してみてください。22時~翌朝5時までに発生する深夜割増賃金は加味していませんので注意してください。
1日の勤務時間は各店舗やシフトの組み方によって異なるので、求人サイトなどで働きたい店舗を探すとき自分の勤務できる時間帯がどのような募集内容になっているか確認しましょう。面接時にも確認しておくことをお勧めします。
自店ですと日中と夕夜間は4時間~5.5時間くらい、深夜は7時間~8時間(休憩あり)のようなシフトで営業しています。最近は隙間時間に働くようなスタイルも増えてきているようで、深夜でも勤務3~4時間程度の交代制で営業している店舗も増えてきているようです。
週の勤務時間から1日の勤務時間数を割れば1週間に何日勤務すれば稼ぎたい月額になるかわかります。
ステップ2: 曜日別の出勤可能時間帯表を作成しましょう
では次は自分のスケジュールを見ながらどの曜日なら勤務できるかを確認していきましょう。
学生であれば平日の日中は学校なので夕方からの勤務か早朝数時間の勤務になるでしょう。平日は勤務せずに土日祝のみで朝から晩までがっつり働くのもいいかもしれません。
主婦(夫)であれば平日の日中毎日出れば週5勤で週に30時間は勤務できる事になります。
下のように自分が勤務できる曜日と時間帯を曜日別に書き出しておくとわかりやすいかと思います。時間は実際に”勤務する時間”ではなく、”勤務可能な時間帯”です。
曜日別勤務可能時間 大学生の例
月曜日 17:00~24:00 5時間程度
火曜日 15:00~24:00 5時間程度
水曜日 X 部活
木曜日 17:00~24:00 5時間程度
金曜日 13:00~24:00 5時間程度
土曜日 8:00~17:00 8時間可
日曜日 X 部活
平日が祝祭日の場合 8:00~24:00 8時間可
上の時間帯のうちで週に2~3日(10~15時間)の勤務希望
曜日別勤務可能時間 小さいお子さんがいる主婦(夫)の例
月曜日 9:00~17:00 5時間程度
火曜日 9:00~17:00 5時間程度
水曜日 9:00~14:00 預かり保育できない為
木曜日 9:00~17:00 5時間程度
金曜日 9:00~17:00 5時間程度
土曜日 X 子守り
日曜日 X 子守り
平日が祝祭日の場合 X 子守り
上の時間帯のうちで週に4~5日(20~30時間)の勤務希望
面接の時にも希望の時間帯や曜日をまとめておくと雇用する側もわかりやすいので表を作って持っていくことをお勧めします。
この表は採用後にも使うのでコピーして3枚くらい準備しておくといいでしょう。どこで使うかというと、初勤務の時です。
店舗にもよりますが、面接する人とシフト作成者が違うことがあるからです。面接して採用されたので自分の勤務希望の曜日や時間帯をシフトを組む人もわかっていると思っていたのに、実際のシフトを見ると全然考慮されてない。なんてことも起こりえます。
シフト作成者に自分の希望を的確に伝えられるように初出勤の時も表を渡せるように準備しておきましょう。
もう1枚は自分用です。シフトが出たときに自分の希望と照らし合わせができるように1枚は手元に持っておきましょう。
上の学生の例では2~3日希望のように希望日数に幅を持たせています。これはシフトを組んでみたらわかるのですが、幅がないと祝祭日などが絡んでくる週にシフトが組みにくくなるからです。シフト作成者のことも考慮して可能な範囲で幅を持たせておきましょう。
ここで上記の表を作る際に注意する点を上げておきます。
注意点① 週の勤務時間分しっかりと稼ぎたい人は勤務可能時間をなるべく長くしておきましょう。
勤務可能時間に幅ができることでシフトを組む人はしっかり稼ぎたい人をシフトに組み込みやすくなります。自分の生活スタイルに無理がこない程度に長くしておきましょう。時間を長くすることで欠員が出たときなどにも勤務交代の依頼がきやすくなるでしょう。
注意点② 希望の勤務時間以上に稼ぐ必要のない人は自分の出たい時間を書きましょう。
勤務可能時間が短くなると出勤日数が希望に満たないことも起こりえますが、お小遣い稼ぎ程度でそんなにたくさんの給与を必要としないのであれば、勤務可能時間帯を短くすることで希望の時間にだけ働けます。自分のライフスタイルを維持しやすくなるでしょう。
補足 コンビニ未経験の方は最初の1,2か月は可能な限りたくさん勤務したほうがいいでしょう。理由は”最初は覚えなければならない業務がたくさんある”からです。短い期間で集中的に覚えたほうが効率がいいです。人間は時間がたつと覚えたことを忘れてしまいます。しかし覚えているうちに反復することで忘れにくくもなります。最初のころ週に1回程度しか勤務しないと期間が開きすぎて覚えているうちに反復することができず、なかなか習得できない状況になりがちです。短期間で習得したいのであれば、シフトを組む人に一言お願いしてみてもいいかもしれません。
自店では週1日勤務希望の方でも、最初の1か月くらいは可能であれば週3回ほど勤務してもらって早く業務を習得してもらうようにお願いしています。早く習得してもらうことができれば、その分早くお店の即戦力として働いてもらうことができるからです。最初に集中的に勤務することはお店にとっても助かるというわけです。
その③: 希望を変更したい時は、まず相談しましょう
勤務を継続していくうちに勤務する曜日や時間帯を変更しなければならないこともあるでしょう。
学生であれば、定期的な授業日程の変更などで今まで勤務できた時間に授業が入ってしまい勤務できなくなるといった感じです。
主婦(夫)の場合は子供が大きくなり前ほど手がかからないので、勤務できる時間帯を伸ばしたい。といった場合もあるでしょう。
誰にどのように伝えればいいのか?伝える順番は
1:オーナー
2:シフト作成者
最初に伝えるのは雇用主(オーナー)です。従業員は雇用主と雇用契約を結んで仕事をしているからです。仕事を始める際に”あなたは〇曜日の〇時から〇時まで働いてください”というような契約に基づいて雇われているのです。”曜日や時間帯を変更する”ことは”雇用契約を変更する”ことになるからです。
厳密には労働条件通知書という書類の変更をする必要があるのですが、小難しいのでここではこの書類の話はやめておきます。雇用契約書や労働条件通知書に興味のある方は下のリンクから確認してみてください。
https://mag.smarthr.jp/labor/detail/koyokeiyakusho_roudoujoukentsuchisho/
雇用契約は口約束でも成立します。つまり勤務希望を変更したい場合は口頭で伝えることも可能なのです。しかしその②で書いたように、口頭だけでは希望が考慮されないことも起こりえます。ですので曜日別の新しい勤務可能時間表をもう1度作成しましょう。
この表を使って雇用主に内容の変更を伝えます。受理されたら今度はシフト作成者に同じように表を渡して変更をお願いしましょう。
注意点
雇用主は従業員を雇ったとき、最初の契約時の内容で働いてもらえるのであればという条件で雇っています。大幅な希望曜日時間の変更は雇用主にとっては負担になる可能性があります。
例えば”週5日で1日6時間働いているのを、週1勤務で1日3時間に変更してほしい”といった変更です。こういった場合、雇用主は従業員が減ってしまう時間帯に他の従業員を充てるか新しく従業員を雇わなければならなくなります。これは雇用主からするとかなりの負担になります。変更は最小限にしておくのが無難です。
どうしても大幅な変更が必要であれば退職も視野に入れておいたほうがいいでしょう。別の求人で自分の希望に合った条件を探したほうが双方にメリットがあるかもしれません。
上記の注意点をふまえて上手く勤務曜日時間の変更を依頼する方法を紹介します。
まずはうかがいを立てましょう
要はいきなり変更の依頼をするのではなく”勤務時間について相談があるんですが、〇〇といった事情で勤務を〇〇のように変更してほしいのですが可能でしょうか?”というように聞いてみるのです。
そうすることで雇用主は変更した場合の体制をシュミレーションできます。そして雇用主からの返答を聞いたうえで、どうするか判断するのです。いきなり変更依頼をするよりは受け入れられやすくなるでしょう。
まとめ
今回はシフト攻略、勤務希望の伝え方を紹介しました。
✔ 自分の稼ぎたい給与から逆算して、週の勤務時間を把握しましょう
✔ 曜日別の勤務可能時間表を作成しましょう
✔ 希望の勤務曜日時間の変更をする時は、まずは相談してみましょう
皆さんのコンビニライフが充実したものになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ほかにもコンビニアルバイト初心者向けの記事を書いてますので、興味のある方はそちらも見てみてください。
【初勤務攻略】コンビニアルバイト 初心者【練習ときっかけづくりが大切】
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