コンビニで働こう

【コンビニで働く】コンビニ勤務歴8年のノウハウを紹介【生き残り戦略】

投稿日:2021年2月5日 更新日:

このブログではみなさんに僕の体験も交えながらコンビニで働く上で重要だと思うノウハウや豆知識を紹介しています。

コンビニで実際に働いてみると知らないことや覚えないといけないことが意外とたくさんあります。コンビニは小売の業界では比較的小さい店舗面積です。しかしコンビニには店舗面積には見合わないほどの情報や技術が大量に集約されています。

 

この大量な情報や技術を上手に活用することでコンビニはより一層よくなっていくと信じています。使えそうと思ったノウハウがあればどんどん実践していってください。みなさんのお店がよりいっそうよくなることを願っています。

 

小売の形態は日々変わっていっています。コンビニも生き残りをかけて戦っていかなければなりません。これからのコンビニを作っていくのは今働いている皆さんです。できることから始めていきましょう。

 

初めてコンビニ勤務した頃の僕

 

✔ はじめてコンビニで働いた時の衝撃は忘れられません。

 

僕がコンビニで働きだしたのは8年前です。それまでの僕の職務経歴は居酒屋4年、ホームセンター2年でした。コンビニ未経験で店舗の責任者として新店立ち上げから参加しました。

 

居酒屋での接客経験、ホームセンターでの商品の発注、管理などの経験があった僕にはこんな小さい店舗での業務に正直あまり魅力を感じていませんでした。

 

お客としてコンビニを利用することはよくありましたのでコンビニって”こんな感じ”だろうという勝手な思い込みがあったのも事実です。ようは”コンビニ業務は簡単だろう”みたいな思考です。今考えると無知なだけでした。

 

コンビニで働いて最初に感じたことは覚える業務量が多いということです。この一戸建て住宅ほどしかない小さな店舗の中には、想像もしていなかった量のサービスやノウハウが詰まっていました。

 

その①:POSレジ

レジ・キャッシュレジスターのイラスト

その当時の居酒屋やホームセンターのレジでの決済は現金かクレジットカードくらいのものでした。しかし、コンビニのレジは決済方法がそれ以外にたくさんあります。電子マネー、Quoカード、交通系マネー、バーコード決済…

 

決済の種類の多さに加えてこのPOSレジはレジでの決済(買い物)の記録を事細かにデータ化します。”いつ” ”だれが” ”何を” ”何個” 買ったかといったデータが蓄積されていくのです。

 

最近では自動の釣銭システムも急速に導入されてきています。レジが全て無人になる日もそう遠い未来ではないでしょう。

 

その②:ストアコンピューター

デスクトップパソコンのイラスト

店舗の裏にはパソコンが設置されています。ストアコンピューター(略してストコン)です。このストコンにも驚かされました。

 

商品の発注、仕入、販売、廃棄といった管理や売上のデータ、従業員のシフトや労務管理、レジ精算、本部からの情報、求人など店舗運営に必要なツールがこの1台に集約されています。

 

勤務歴8年の僕でもおそらくまだ知らないツールが多数存在すると思います。このストコンを使いこなすことができれば店舗運営においてこれほど力強いパートナーは他にいないでしょう。

 

その③:本部のバックアップ

会社の建物のアイコン(零細企業)

コンビニ本部のバックアップ体制にも驚かされます。店舗で問題が発生した場合などに本部に相談すると担当の社員がすぐに対応してくれます。

 

フランチャイズで多数の店舗展開を可能にしてきた背景にはこうした本部社員のたゆまない努力があったことは明白です。その他にも電話での24時間対応の相談窓口や店内の什器や機器の修理依頼など対応体制が整っています。

 

各店舗を担当する本部の社員さんは週1回ほどのペースでお店を巡回します。店舗の状況を確認して的確なアドバイスをしてもらいます。

 

フランチャイズ店のオーナーや店長は自分のお店のことはわかりますが、それ以外のお店のことはなかなかわかりません。本部の社員を通して支店の状況や本部の意向を聞くことがこれからどのように店舗を運営していくべきかという方向性を模索する判断材料になります。

 

その④:業務のマニュアル化

ルールブックのイラスト

コンビニの年中無休24時間営業を可能にしているのが業務のマニュアル化です。コンビニで働く前の僕は無知でしたので、コンビニ業務といえば商品の管理とレジ打ちくらいだろうと思っていました。たしかにメインの業務は商品管理と接客くらいでしょう。しかし年中無休24時間営業を続けていくためにはそれ以外にもたくさんの業務を営業しながらこなしていかなければなりません。

 

オーナーや店長が四六時中店に張り付いていなくても店を切り盛りできるのは業務をマニュアル化しているからに他なりません。コンビニ本部が決めているマニュアルには店内の全ての業務がわかりやすく説明されています。そのマニュアルを従業員に周知してもらい実行していくだけで店舗運営ができるようになっているのです。

 

このマニュアルを自分たちで1から考えて、周知して、実行してとやっていてはいくら時間があっても足りません。

 

その④:発注システム

タッチパネルのイラスト

コンビニの商品の発注システムはとても簡略化されています。居酒屋やホームセンターで働いていたときの発注といえば在庫を目視で確認して必要数量をモバイルに入力するといったやり方が主流でした。もっと前は手書きでFAXが当たり前でした。これだと発注にかなりの時間を費やします。

 

コンビニの発注は商品の種類にもよりますが事前に設定をしておけばボタン1つで2000アイテムほどの発注が一瞬で終わります。あとは気になるカテゴリーだけ見直したりすれば完了です。

 

今では僕がコンビニで働きだした8年前よりもっと発注しやすくなっています。過去のデータや最近の売れ行きをコンピューターが勝手に計算して提案してくれます。提案された数量を見ていきながら軽く修正を加えていけば完了です。

 

発注時間の短縮によって店舗の売り場管理など他の業務に使える時間が増えました。ありがたいことです。

 

その⑤:サービスの量

ATMのキャラクター

コンビニはただ単に店に置いてある商品を売っているだけではありません。店舗に備え付けられた端末では多種多様のサービスを利用することができます。どのようなサービスがあるかをあげるときりがありませんので割愛しますが、本当にたくさんのサービスが詰まっています。

 

その他にもコピー機サービス、ATMサービス、宅配サービス、受け取りサービス…たまにお客様に聞かれて”そんなサービスあったんだ”なんてこともありますw

 

できることから始めよう

 

~プロフィール~

コンビニ未経験から店舗責任者として勤務 

店舗をよくするために試行錯誤を繰り返す  

3年目に売上対初年度比120%を達成、店舗別売上で支店1位になる 

4年目以降も110%台をキープ 

勤務歴8年 

これらのノウハウやサービスを24時間営業しながら理解、実践するのは正直大変でした。しかし日々やっていれば慣れます。半年から1年ほどで基本的なシステムやサービスは理解できます。

 

その後は習得したノウハウやツールを活用して売上アップ、お客様満足度アップにつなげていけばいいわけです。

 

このブログを一読することで少しでもコンビニで働く皆さんの力になれれば幸いです。質問やコメント等あればお待ちしております。

 

各CVS本部の垣根を超えて、コンビニ業界全体の生き残りを掛けて日々邁進していきましょう。

 

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