初めてのコンビニアルバイトでお客様の接客応対の仕方がわからない。他の従業員とのコミュニケーションはどのようにとればいいの?と不安に思っている方向けの記事です。
初めてコンビニでアルバイトする人の中にはこのように感じる人もいることでしょう。初めてのことをする時、人はだれしも不安を感じるものです。この記事を読むことで、そのような読者の不安が少しでも軽減できればと思います。
チェックポイントは3つ
その①:挨拶をする
その②:よく使うフレーズを練習する
その③:答えを用意して、わからないことを聞く
順に解説します。
その①:挨拶をする
挨拶は社会人として最低限のマナーです。
出勤時、退勤時はちゃんとあいさつをしましょう。
✔ おはようございます
✔ おつかれさまです
基本的なあいさつです。お店にもよりますが、出勤時は”おはようございます”や”おつかれさまです”のようなあいさつをして仕事場に入るのが一般的でしょう。出勤時に”おはようございます”と言うのは、決まり文句のようなものです。夕方からの出勤なのに”おはようございます”というのは最初はなんか違和感があるかもしれませんが、そのうち慣れます。
退勤時のあいさつは”お先に失礼します、おつかれさまでした”などが一般的でしょう。この出勤、退勤の時にちゃんとあいさつするだけであなたの印象は断然よくなります。できれば元気よく言いましょう。
あいさつひとつでその場の雰囲気もよくなるはずです。あいさつは意識的にするようにしましょう。
その②:よく使うフレーズを練習する
コンビニで働く際に最低限必要なフレーズを前もって練習しておくのもおすすめです。コンビニなどの接客業初心者の方は初勤務でいきなり”いらっしゃいませ”と大きな声で話すのは
難しいでしょう。コンビニなどで使うフレーズは限られています。前もって練習しておくことで習得も早くなるはずです。
勤務中は基本的に敬語を使いましょう。敬語といっても堅苦しい敬語でなくてOKです。語尾に”です、ます、ませ、しょう”などが使えればまず問題ないでしょう。たまに堅苦しい敬語を使う方もいますが、コンビニ接客に関してはフレンドリーな敬語のほうがお客様も親近感を持ちやすいのではと考えています。ただしため口は厳禁です。
それでは”です、ます、ませ、しょう”を使ったフレーズをいくつか挙げてみます。
✔ 失礼いたします(失礼いたしました)
✔ ありがとうございます(ありがとうございました)
✔ いらっしゃいませ
✔ 申し訳ありません
などです。疑問形だと次のような言葉を使います。
✔ ポイントカードはお持ちですか?
✔ 温めますか?
✔ 何かお探しでしょうか?
などです。文法的にあっているかすらわかりませんが、堅苦しい敬語の例をあげると”お温めになられますでしょうか?”みたいな感じです。こんな堅苦しい敬語は必要ありません。
これ以外にも接客で使うフレーズはいくつかありますので、どのようなタイミングで使ったらいいのかなどを下にまとめておきましたので参考にしてみてください。
いらっしゃいませ
お客様の入店時、レジ会計を始めるときなどに使います。
お待たせいたしました
お客様がレジ待ちしていた場合のみ会計前に使います。
ポイントカードはお持ちですか?
レジ会計の途中で使います。
”しるし”でよろしいですか?
会計時お客様の買い物が少量のときに使います。
レジ袋はお持ちでしょうか?
レジ会計中にお客様がマイバッグをお持ちかわからないときに使います。
温めますか?
お弁当などを購入されるお客様に使います。
お箸(スプーン、フォーク)はいりますか?
お弁当や麺類、スープを購入されるお客様に使います。
〇〇円、お預かりいたします
お客様から代金を受け取るときに使います。
〇〇円のお返しになります
お客様にお釣りを返すときに使います。
ありがとうございまいた(またおこしくださいませ)
お客様の退店時、会計が終わったときに使います。
少々、お待ちくださいませ
お客様をお待たせするときに使います。
申し訳ありません
お客様に謝罪するときに使います。
失礼いたします(失礼いたしました)
売り場でお客様を横切るとき、伺って断られたときに使います。
使うフレーズはざっとあげただけでも結構たくさんあります。コンビニに勤務すれば必ず使うことになるフレーズなので今のうちから練習しておきましょう。
その①の挨拶も含めた練習用のPDFを貼っておきます。必要な方は活用してみてください。
実際に勤務するとわかってくると思いますが、上記のフレーズは状況によっては、組み合わせることでより有効的に使ことができます。
例えば”いらっしゃいませ お待たせいたしました”や”〇〇円のお返しになります お弁当のほう、少々、お待ちくださいませ(お弁当温め中・・・)”などです。状況によっての使い分けや組み合わせを覚えるのは働きだしてからで十分間に合いますので、今はひたすら各フレーズを練習して、仕事中に使える(声に出せる)ようにしておきましょう。
補足 普段皆さんはあまり意識したことがないと思いますが、小売業ではやまびこ挨拶というものがあります。店員の誰かが”いらっしゃいませ”というとその他の店員も続けて”いらっしゃいませ”と言うものです。これの有効性については賛否両論ありますが、僕はやったほうがいいと思います。ただ機械的に言うと”うるさい”だけなので、ちゃんと心のある発声であればどんどんやっていくべきだと思います。
これは新人の皆さんの発声練習にも使えます。誰かが”いらっしゃいませ”言う度に”いらっしゃいませ”と繰り返せばいいのです。一人で”いらっしゃいませ”と言うのとは比べ物にならないくらい言いやすいはずです。
最初に”いらっしゃいませ”と言った人も他の従業員にやまびこされたら、自分の声が届いていると実感できるので、うれしいはずです。余裕があればやってみましょう。
その③:答えを用意して、わからないことを聞く
初勤務から数回の出勤の間はきっと教育係として先輩従業員と一緒に仕事を実践しながら覚えていくことになるでしょう。初日はおそらく業務の説明などで終わってしまいます。二日目、三日目くらいからは業務を実践しながら、他の従業員とのコミュニケーションもとっていかなければなりません。
先輩従業員とのコミュニケーションの取り方ですが、どんな話をしたらいいのかわからないといった方もいることでしょう。
これは教育係の先輩従業員によります。話すのが好きな先輩従業員とあまり話さない先輩従業員です。それぞれの場合を紹介します。
話すのが好きな先輩従業員
話すのが好きな先輩従業員が教育係になった場合、あなたは質問攻めにあうか、先輩従業員の話を永遠聞くことになるかもしれません。
この場合の対応策としては、質問されるであろう内容の答えをあらかじめ用意しておくことです。質問される内容としては、年齢や出身地、家族構成、趣味、好きなものなどが上げられるでしょう。質問の内容を想定して、事前に答えを準備しておけば会話もスムーズに進むでしょう。
先輩従業員が永遠してくる場合は、相づちをうちながら聞いておけば大丈夫です。
あまり話さない先輩従業員
あまり話さない先輩従業員が教育係になった場合、あなたは沈黙の時間に耐え難い苦痛を感じることになるかもしれません。
この場合の対応策としては、自分から質問をすることです。最初にする質問はお店に関することが無難でしょう。例を挙げると
✔ このお店はオープンしてどれくらい経つんですか?
✔ このお店でよく売れる商品は何ですか?
✔ このお店の従業員は何人くらいいるんですか?
といった感じです。相手の反応を見ながら質問しましょう。話しかけられるのが嫌そうならそっとしておきましょう。ちゃんと答えてくれそうなら、ちょっと踏み込んだ質問をして場を持たせましょう。
✔ 〇〇さんはここで働いてどれくらいなんですか?
✔ お店の商品で〇〇さんのおすすめは何ですか?
✔ 〇〇さんは地元の出身ですか?
いくつか質問しているうちに親近感がでてきて、コミュニケーションもとれるようになるでしょう。
補足 もちろん業務の質問でも構いません。というか業務の質問は新人の時に聞いておかないといけません。勤務期間が長くなればなるほど質問しづらくなります。しっかりとメモを取り家で見直してわからないところを質問できるようにまとめておきましょう。
✔ 前回教えてもらった、レジの〇〇の処理がよくわかりませんでした。もう1度教えてもらえないでしょうか?
✔ お客様に〇〇と言われたときはどのように対応すればいいのですか?
ここで大事なことは、何もかも質問しないことです。ちゃんと自分でとったメモを見返して、考えた上で質問すること。自分で考えてわからないことだけを質問するようにしましょう。何もかも質問すると先輩従業員は”この人は自分で考えてないな”とわかります。注意しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は初勤務の不安をなくす攻略法を紹介しました。ほかにもコンビニアルバイト初心者向けの記事を書いてますので、興味のある方はそちらも見てみてください。
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